熊野詣(熊野本宮大社・熊野速玉大社)
<大阪~紀伊田辺~本宮大社~速玉大社~新宮~大阪>
~2021年7月21日(水)~
この日は、青春18きっぷで紀伊半島をぶらり旅。
事前に金券ショップで安く購入。(12,050円→11,450円)
06:08
起点の大阪駅6時8分発大阪環状線外回りで天王寺へ。
天王寺駅には、6時32分に到着。
ここから天王寺始発の紀州路快速・湯浅行きに乗車。
06:45
先頭4両が関空快速、後ろ4両が紀州路快速。
平日なので、通勤客・通学の人が乗車し、出発時には扉付近は満員。
(列車は湯浅まで行きますが、青春18きっぷを利用してそうな人が居そうなので湯浅まで行かず、御坊行き列車の始発駅の和歌山で乗換することに。)
和歌山駅には7時49分に到着。
湯浅行きを見送り、同じホームで17分後の普通列車・御坊行きを待つことに。
10分程すると2021年3月14日からのダイヤ改正で105系電車から新型227系に置き換えられた2両編成の車両が到着。
(当駅始発ですが、おそらく和歌山市駅から到着した列車なのか学生で満員の列車が到着。みんな下車はしました)
08:06
227系2両編成御坊行きが出発。
乗車時には、沢山の人が下車しているのに沢山の小学生が逆流して整列している我々より先に車内に入り即座に座ってました。
(後に調べると黒江駅で下車したので、某〇弁学園和歌山小学校の生徒のようで、出発の際車両を歩く不審な男性がいましたが、下車前には再度2両目から現れ、学校関係者の感じで、頭を下げて座っていた児童に対して軽く持ち上げる光景が見えました。私立の学校ですが、大人を差し置き席に勢い良く座る光景は。。。)
約1時間乗車し9時8分に到着。
途中の湯浅駅では10数名の乗換客が見えましたが、それほど車内は混雑しておらず、ここで乗り換えても座れる感じでした。
09:10
御坊駅での乗換時間は2分。
ここから紀伊田辺行きの電車に乗車。
ここからも227系。ロングシート。
車内は、みんなが余裕で座れる程度で41分の乗車で紀伊田辺駅に到着。(9:51着)
ここから先、新宮行き普通列車は、すぐの乗換ですが、新宮まで行かずここから目的地の熊野本宮大社前までバスが出ているので下車。
紀伊田辺駅のバス乗場は、改札を出て目の前のロータリーにあります。
前にはコンビニがあったり、観光案内所があります。
乗車するバスまでは26分待ち。
案内所内にはバスの券売機があるので事前に購入。
料金は2,100円。
(乗車時間約1時間半なので、この金額は妥当かも)
10:17
白浜空港方面から来る明光バスの快速・熊野古道3号、新宮行き。
定刻(10:15)より2分遅れて発車。
乗客は6名程。
田辺市街を抜けるとすぐに山道を走行。
このまま、1時間半乗車。
車内はWifi、USB電源が装備され快適。
到着手前の数か所で片道工事で臨時の信号機があったりで2分遅れ(定刻11:50)で本宮大社前に到着。(11:52着)
本宮大社前のバス停は、本宮大社の入口手前付近で世界遺産登録関連パネルなどが展示されている立派な建物「世界遺産熊野本宮館(和歌山県世界遺産センター)が案内所の棟(2008年建設)と連なった場所にあります。
本宮大社に行く前に、左に見える本宮郵便局で風景印を。
同時に境内の黒ポストに投函するためのはがきを2枚購入。
12:05
熊野本宮大社に参拝へ。
鳥居を抜けると目の前に158段の階段があります。
これを登ると境内に到着します。
神殿内は撮影禁止ということなので、神殿脇から裏に行く脇道から撮影。
二礼二拍手一礼の作法とともに、5つの決定された順に参拝。
①証誠殿(本宮・第三殿)家津美御子大神(素戔嗚尊)
②中御前(結宮・第二殿)速玉大神
③西御前(結宮・第一殿)夫須美大神
④東御前(若宮・第四殿)天照大神
⑤満山社 結ひの神(八百萬の神)
参拝後、社務所前にある黒い八咫烏ポストへ。
近くのテントの授与所にあった3種類の八咫烏ポストのハンコを葉書に押し、ポストに投函。
その後は、御朱印を授与。
境内の裏側など40分ほど参拝して、熊野本宮大社旧社地「大斎原(おおゆのはら)」へ。
途中の産田社(うぶたしゃ)に立ち寄り。
~産田社(うぶたしゃ)~
熊野本宮大社の末社「産田社」。
世界遺産熊野本宮館の裏手、大斎原方向へ曲がらずにまっすぐのすぐの所にあります。
八百万の神々をはじめ、総てを産みだされた「産土(うぶすな)」の神と崇められている「伊邪那美尊(イザナミノミコト)」をお祀りしています。
「伊邪那美尊(イザナミノミコト)」の荒御魂の力をうけられる「産守り」は熊野本宮大社で受けることができます。
産田社から日本一の大鳥居を抜けて大斎原へ。
大鳥居は、全高33.9m。全幅42m。
大斎原の現在は、森になっており、旧境内の敷地奥には大水害によって流失した中四社・下四社をまつる二基の石祠が建っています。
<中四社・下四社>
~大斎原(おおゆのはら)~
熊野本宮大社の旧境内があった場所。
熊野川と音無川の中州でしたが、明治22年(1889年)の洪水で社殿が流出、上四社は現在地に移築されました。
この旧社地入り口には日本一の大鳥居があります。
13:27
本宮大社前から新宮行きのバスに乗車。
始発なのに2分遅れて(定刻13:25発)到着後すぐに発車。
乗客は3名。
約1時間バスに乗車し、新宮駅手前の速玉大社前のバス停で下車。
(14:23着)
バス停から徒歩5分程にある熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)と熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)を主祭神とする熊野速玉大社(くまのはやたまたいしゃ)へ。
鳥居を抜けて右手には手力男神社・八咫烏神社があります。
しばらくすると、神門があり、この奥が神殿。
左側に拝殿があり、その奥には左から順に結宮・速玉宮・奥御前三神殿・上三殿・八社殿がありました。
(順に、二礼二拍手一礼で参拝しました)
御朱印も授与致しました。
~熊野速玉大社(くまのはやたまたいしゃ)~
熊野三山の一つ。
主祭神は、熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)と熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)。
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・第一殿 結宮
<祭神>熊野夫須美大神(熊野結大神)
・第二殿 速玉宮
<祭神>熊野速玉大神 ・奥御前三神殿
<祭神>天之御中主神、高皇産霊神、神皇産霊神
・上三殿(第三殿(証誠殿)/第四殿(若宮・神倉宮))
<第三殿祭神>家津美御子大神・国常立尊
<第四殿若宮祭神>天照大神
<第四殿神倉宮祭神>高倉下命
・八社殿<祭神>
中四社
(天忍穂耳尊・瓊々杵尊・彦火火出見尊・鵜葺草葺不合命)
下四社
(国狭槌尊・豊斟渟尊・泥土煮尊・大戸道尊・面足尊)
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15:05
熊野速玉大社から徒歩10分にある神倉神社へ。
ここは、熊野速玉大社の摂社で標高120mの神倉山に鎮座し、断崖絶壁に境内があるところです。
参道麓の鳥居からは538の石段を登る必要がありますが、今回は時間の都合上ここで参拝。
ちなみに、神倉神社の御朱印は熊野速玉神社と2枚セット販売していました。
15:15
神倉神社から徒歩15分。
JR新宮駅へ。
15:51
新宮駅からきのくに線・紀伊田辺行き普通列車に乗車。
ここから7時間かけて帰路へ。
新宮駅には、数日前の7月16日からJR西日本「WEST EXPRESS 銀河」紀南コースが運行開始をした終着駅なので、パネルなどが置かれていました。
丁度この日は12時に発車していたようです。
18:16
新宮駅から2時間25分。
多くの学生が頻繁に出入りした路線と海岸線を走る景色を見ながら紀伊田辺駅に到着。
乗り換え時間6分。
ホーム反対に停車中の列車に乗車。
18:22
きのくに線・普通御坊行きに乗車。
こちらも50分程乗車して御坊駅に到着。(19:14着)
19:16
乗り換え時間2分。
きのくに線・和歌山行きに乗車。
途中の箕島駅では、野球部らしき学生が乗り込み、スマホから出る音をイヤホンなしで車内で聞いていたり、4-5名の部員同士の会話などローカル風景が見られ、車内は騒がしくなってきました。
20:18
和歌山駅に到着。
到着前の海南駅では、我々の普通列車より6時間早く新宮駅を出発した「特急・WEST EXPRESS 銀河」を追い越しを見たので、2分後到着する和歌山駅で写真撮影を。
海南駅ホームでは「特急 銀河」の行先表示がありましたが、和歌山駅では「団体」だけで少し寂しい感じでした。
列車は3-4分停車後すぐに京都に向けて発車していきました。
ここで、一旦和歌山駅を下車。
折角なので、駅から10分ほどにある和歌山ラーメンを食べに行くことに。
ネットで調べると徒歩圏内の井出商店の中華そば(750円)を食べるために駅前の大通りを少し歩くと、20時半で5名の行列。
5分ほどで店内に入れ、中華そばを注文。
店内に入る前から、和歌山ラーメン独特の豚骨臭が匂い、豚骨としょうゆのスープが決め手の和歌山ラーメンを完食。
食事後も口には味が残りましたが、和歌山駅へ戻ることに。
21:04
和歌山駅から紀州路快速・京橋行きに乗車。
ラーメンを食べなれれば、20時28分発がありましたが、銀河を見たりラーメンを食べた時間で少しゆっくり和歌山の〆をして帰りました。
列車は、天王寺から環状線を経由して大阪・京橋へ。
自宅には23時前に到着。
大阪の隣県・和歌山ですが、日帰りで新宮まで片道7時間。
すごく遠く感じられた旅でした。
青春18きっぷ(1日分)を使用した旅でしたが、本来なら8,090円程かかるところが、1回あたりが2,410円なのでお得に利用でしました。
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<2021年07月21日移動履歴>
(Google履歴より)
<熊野詣 終了>