とらすず日記

訪れた日本のおすすめ場所や観光地などの旅情報を発信

利尻・礼文旅(2日目 2/2)

利尻・礼文旅(2日目 2/2)
ドライブ観光・北宗谷

~2022年7月12日(火)~

稚内空港に到着後はレンタカーで北宗谷をドライブ観光。
夏の北海道でレンタカーを予約するのは難しく、今回は出発2週間前で唯一、ニッポンレンタカーで1台だけあったので予約。
価格も非常に高く、全保険込で11,110円。(会員価格)
 
今回は、チャーター機稚内空港に到着したので、ターミナルには人が居なくてレンタカーのカウンターにも人が居ませんでした。
(予約時にFDAチャーター便と書きましたが)
カウンターの記載の連絡先(稚内空港営業所)に電話かけるも、転送で稚内駅前営業所に繋がり、数分後に送迎車が。

レンタカー

10時半予約で少し手続きに遅れましたが、最初は定番の宗谷岬へ。

11:08
宗谷岬に到着。
この日は濃霧で遠くのサハリンは見えませんでしたが、半袖では寒い。

宗谷岬は、冬も含め5-6回以上来ていますが、このような霧の天気が多いのがこの時期の特徴。

宗谷岬

毎回ここに来ると立ち寄るのが、最北端のお土産屋さん内の流氷館。
十数年前は、立派な流氷が置かれていましたが、行く度に小さくなっていました。(無料で観覧できます)

流氷館

10分程滞在して、次は日本本土四極踏破証明書が頂けるBase宗谷(宗谷岬展望台内)へ。

宗谷岬展望台

こちらは、沖縄と離島を除いて国内の東西南北の最端に位置する稚内市根室市(北海道)、佐世保市長崎県)、南大隅町(鹿児島県)で頂ける証明書。
4枚を並べると1枚の証明書に見えます。
稚内では、稚内市役所で頂けますが、閉庁時は裏口警備室でいただけます。
(1階受付または3階企画調整課)
他には稚内駅のあるキタカラ1F・稚内市観光案内所(10時-18時)、稚内市役所 宗谷支所(平日8時45分~17時30分)です。
今回、この後行く白い道の終点付近の宗谷支所でも同じものを頂きました。

宗谷岬から白い道までは、車で15分ぐらいかかります。
あるところからホタテの殻を潰した道(約3km)がスタートします。

白い道(スタート地点)

11:39
白い道は宗谷丘陵からスタートしますが、ゴールは集落になるため基本的に逆からの通行を推奨していません。(稚内観光協会
道の途中には、退避場所がありますが、殆どが細い道なので多くの方は守っていたようです。
(レンタカーの従業員さんは知らないようでした)

途中で駐車し、白いものを撮影。
言われているように「ホタテの貝殻」でした。

ホタテの貝殻

白い道の途中風景(1)

白い道の途中風景(1)

白い道の途中風景(2)

白い道の途中風景(2)

白い道の終点 (11:54)

白い道の終点

白い道を通り終え、再び宗谷岬を経由して猿払村へ。

猿払公園

12:49-13:09

道の駅・猿仏村へは過去に二度来ていますが、必ずホタテのヒモを購入しています。(写真以外にも2品購入)
今回もホタテの漁獲量日本一の猿払で購入。

ホタテのひも

猿払から北海道道138号豊富猿払線で豊富方面へ。

13:24-13:30
道道を走ると途中左手にJR天北線小石駅跡(小石交流センター)がありました。
駅らしき建物がありますが、ここが駅だった感じのものが見れません。

小石交流センター

裏手に回ると昔鉄道が走っていた様な空間がありました

裏手

14:00-14:04
ナビの誘導で道道をさらに走るとJR天北線沼川駅跡へ。

JR天北線沼川駅跡

昔の駅舎の写真は、このようだったんですね。

天北線沼川駅 写真

線路があったと思われる場所を撮影。

線路跡らしき風景

14:29-14:41
道道を走り豊富駅手前の宮の台展望台へ。

宮の台展望台

展望台からはサロベツ原野と遠くには利尻富士が見えます。

展望台からの風景

建物内は蒸し暑く、階段を上がった外から撮影。

宮の台展望台

14:44-14:47
宮の台展望台から車で3分ほど下ると国道40号・232号の奥に2021年3月に廃止された徳満駅跡がありました。
駅舎などはありませんが、ここが駅だった雰囲気が残る感じです。
目の前は現在も走る宗谷本線の線路が見えていました。

徳満駅跡

14:53-15:05
豊富駅へ。
こちらは豊富温泉の玄関口であり、特急も停車する駅。

豊富駅(外観)

豊富駅

駅は無人ですが隣の豊富町観光情報センターで北の大地の入場券を購入。
豊富駅・徳満駅・兜沼駅の訪問証【1枚300円】もあるということなので購入。

駅前にはガンダムの記念マンホールがケース内にありました。

ガンダムの記念マンホール

豊富町観光情報センター内にもマンホールが飾られていました。

マンホール

豊富駅の隣を少し歩くと救援用の物資や作業員の輸送に使用する救援車(オエ61形)が置かれていました。
冬場の極寒を過ごす車両は古いですが、維持がなされている感じです。

救援車(オエ61形)

豊富駅から次はサロベツ原生花園へ。

15:17-15:44
現在は、2011年4月にオープンしたサロベツ湿原センターになっています。

サロベツ湿原センター

サロベツ原生花園自然教室が平成22年10月末 閉鎖されたため、1.5km東側に位置するこの場所(泥炭採掘工場跡地)に開設。

以前は2009年8月10日に訪問していますが、場所が移設されたようです。

2,300haの泥炭地帯の湿原は、農地開発で乾燥化が進み、ササの侵入で湿原保護に苦慮しているようです。
実際行った際、1km程の木道の左右は雑草ばかり。

木道

唯一目についたのが、カキツバタ

カキツバタ

泥炭を採掘した浚渫船(しゅんせつせん)は、センター裏の木道沿いに置かれていました。

泥炭の浚渫船

以前の原生花園からも天気の良いときは利尻富士が見えましたが、この日も少しだけ見えていました。

原生花園

ちなみに、サロベツの語源はアイヌ語の「サル・オ・ペツ」葦(アシ)原を流れる川のようです。

花の時期などが合わなかった感じもしましたが、続いてオロロンラインへ。

稚咲内から海岸線を走行。
時間があれば、反対側にあったオトンルイ風力発電所の風車群も見たかったですが、レンタカーの返却時間もあるので稚内方向へ。

海岸線からは利尻富士も少し望めました。

海岸沿いから見る利尻富士

少し走ると稚内市カントリーサインがあったので撮影。

稚内市カントリーサイン

16:25-16:35
抜海駅に訪問。

抜海駅

宗谷本線の駅ですが、廃止が噂される駅なので実際立ち寄りたいと思いました。
駅舎内は、暖房の配管も見られ、駅ノートも置かれていました。

駅ノート

映画撮影の写真も貼られていました。

映画の撮影写真

趣のある駅ですが、1日の列車は7本。
特急は通過します。

抜海駅時刻表

料金表もありました。
無人駅のため、車内で清算する必要があります。

抜海駅 運賃表

駅舎内の待合室は広いですが、特に何も無いです。

二重扉の向こうはホーム

ホームから見た抜海駅(稚内方面)

抜海駅

抜海駅の駅名標

抜海駅・駅名標

抜海駅を後にして一旦、稚内駅へ。
北の大地の入場券を購入するため、営業時間(6:10~17:45)を考慮。

17:00-17:07
最北の駅・稚内
13年ぶりに来ましたが、その間に綺麗な駅に変身。
駅前のバスターミナルも入り、複合施設になっていましたが閑散。
無事に入場券を購入。

この日購入した切符類

青春18きっぷ稚内駅発行として購入しました。

青春18きっぷ稚内駅発行)

その後、レンタカー返却時間18時半まで時間があるので、最北の神社・北門神社へ。

17:05-17:20
稚内公園の麓にある神社。

北門神社

主祭神
・天照皇大神
武甕槌神
事代主神
創建    1785年(天明5年)

参拝後、御朱印を頂こうと思いましたが、ちょうど17時が過ぎ不在。
社務所内の電気がついているので5分程待っていると拝殿脇の山から来られたので御朱印を依頼。
17時を過ぎていましたが、好意的に記帳していただけました。

その後、ノシャップ岬に訪問。

17:28-17:33

ノシャップ岬は、稚内に来たらいつも寄るところ。
通算で10回以上は来ている感じですが、ここから利尻富士が見える確率は半分以下。
この日も見えませんでした。

ノシャップ岬

レンタカーを返す前に稚内公園へ。
過去にも来ていますが、特に変わりがないので写真を撮っただけでスルー。

稚内公園

レンタカーのガソリンを満タンにして稚内駅前の営業所に返却。
約220kmを走行していたようでした。
以前(2008年)も同じコースを5時間で急いで回ったことがありましたが、今回は稚内空港から8時間弱で少しマイナーな場所に立ち寄るルートになりました。

車を返却後、稚内駅へ。
先程はゆっくり見れませんでしたが、駅脇にポケモンの蓋がありました。

ポケ蓋

18:30
夕食前にホテルにチェックイン。
今回のホテルは、稚内全日空ホテルとして1994年に開業したサフィールホテル稚内

サフィールホテル稚内

2014年には、ANAクラウンプラザホテル稚内に変わり、2019年に「サフィールホテル稚内」にリブランド。

1階フロアー

稚内には何度も来ていますが、一度は泊まってみたいホテルでした。
今回はチャーター機のセットで33,800円。
ホテルの宿泊代だけで2万円以上するので、このホテルに泊まれる魅力もあり決定したのもひとつの理由でした。
 
部屋は5階の山側。
ツインの広々とした部屋。

部屋

部屋には2本のミネラルウォーター付き。

ミネラルウォーター

やはり価格が高いのがわかります。
(ちなみに冬場は1万円以下で宿泊できるようです)

最上階から見た景色。
(最上階は、ラウンジらしいですが未営業・物置場でした)

最上階からの景色

19時前に夕食のため外出。
いつも思いますが、駅周辺の飲食店が少ない。(営業していない)
以前は郷土料理のお店に入った記憶がありますが、今回も散策していましたが、特定のお店は行列が出来ていました。
今回は中華料理店(広宣)でラーメンと白ご飯を注文。

ラーメン&ごはん

あっさりした塩ラーメン。
蒸し蒸ししている稚内で、店内も空調は良くなくて汗だくで食べました。

ちなみに、食事前に稚内港北防波堤ドームに見に行きました。
昔と同じで観光客が数名いる程度で閑散としていました。

稚内港北防波堤ドーム

19時過ぎには、利尻島・鴛泊港からのフェリー(ボレアース宗谷)が汽笛を鳴らして到着しようとしていました。

ボレアース宗谷

この日は、サフィールホテル稚内泊。

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