とらすず日記

訪れた日本のおすすめ場所や観光地などの旅情報を発信

冬の津軽旅⑤

冬の津軽旅(3日目・最終日)
◆青森から大阪へ◆
~2023年2月22日(水)~

この日は、昼過ぎのフライトで神戸へ帰るため、午前の数時間を世界遺産になった「三内丸山遺跡」へ。

その前に朝食。
前日はホテルのバイキンク(1,800円)を利用しましたが、今日は青森・のっけ丼で有名な「青森魚菜センター」へ。

08:03
ホテルから雪が積もる歩道を10分歩き市場に到着。

青森魚菜センター

こちらは、一昨年も来ていますが、今回は青森クーポンが2,200円分残っているのでこれを使用。

青森クーポン

入口で券を購入。

入口

2022年12月からチケット料金が10枚つづり1,500円から2,000円に値上げされています。
さらに750円券は廃止され、1枚券200円が新設。

今回は2,000円分と200円券1枚を購入。

2,200円分

最初は、受付裏のお店で白ご飯を購入。
ごはんを販売するところは数か所あるようですが、いつも裏側のところです。
その後は、市場内で販売しているのっけ丼用の好きなネタを購入します。
30店舗ほどあるようですが、実際のっけ丼を提供しているお店は10か所弱。

場内(飲食可能エリアあり)

どこも同じ感じですが、今回は3か所ある通路のお店を探索してどんぶりを完成。

のっけ丼

ごはん・味噌汁は各1枚。
味噌汁200円は、ちょっと高い感じです。

今回の購入は、以下のとおり。
・真だら白子【券1枚】

真だら白子

・真たら昆布じめ/2切(青森産)【券1枚】

真たら昆布じめ/2切(青森産)

・八戸しめさば(青森産)【券1枚】

八戸しめさば(青森産)

・ほたて1皿【券1枚】

ほたて1皿

・ねぎトロ【券1枚】

ねぎトロ

・金頭/2切(かながしら/青森産)【券1枚】

金頭/2切

金頭の写真が置いていました。

金頭の写真

・本マグロアタマ【券1枚】

本マグロアタマ

・ねぶた漬青森【券1枚】

ねぶた漬青森

・生サーモン【券1枚】

生サーモン

・白飯【券1枚】

・味噌汁【券1枚】

味噌汁

・りんごジュース【無料】

りんごジュース

今回は金頭が珍しかったですが、何か豪華さが感じません。
(2,200円のどんぶりとしての感想です)

2,200円の海鮮丼

りんごジュースは、試飲用でジュース販売店の方から頂き、青森名物がひとつ増えました。

北海道・釧路の勝手丼も同じスタイルですが、私的には勝手丼の方が好印象を持っています。

08:37
市場内にあるフードコートのようなテーブルで食事を終え、今日の予定先・三内丸山遺跡へ行くため駅前のバス乗り場へ。

バス乗り場に向かう途中に、綺麗なブルーのバスが2台停車。
JRバス東北も変わった車両が導入されていると思って正面に向かうと、なんと豪華列車「TRAIN SUITE 四季島」の専用車両が停車していたようです。

TRAIN SUITE 四季島」専用バス

調べてみると、
2023年2月21日に上野駅を出発した「TRAIN SUITE 四季島」。
2日目の朝に青森に到着。

提灯や歓迎幕を持った関係者の方が歓迎・見送りをしていました。

関係者の方が歓迎・見送り

提灯を持った駅長さん?の方に撮影の許可を頂き、専用バスと共にポーズをとって頂きました。

提灯を持った駅長さん

撮影後、旧連絡船が停泊している外側からホームを見ると最奥に発車する四季島が見えました。
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TRAIN SUITE 四季島 2泊3日>
(1日目)
上野駅(09:50頃発)-車内昼食-北上駅(10:10着)=遠野(下車観光)=夕食(車外)=遠野駅(21:20頃発)-車内泊
(2日目)
-朝食(車内)-青森(08:30頃着)=下車観光(弘前・西目屋/五所川原弘前)=昼食(車外)=弘前駅(15:50頃発)-夕食(車内)-車内泊
(3日目)
-朝食(車内)-松島駅(08:20頃着)=下車観光(松島)=松島(11:20頃発)-昼食(車内)-上野駅(17:20頃着)
※1人55万円~75万円(2名1室利用の場合)
※1人82万5000円~112万5000円(1名1室利用の場合)

再び駅前のバス乗り場へ。
専用バスは出発しており、私の乗車するバス乗り場へ。

三内丸山遺跡行・バス

08:52
青森市営バスで終点の三内丸山遺跡へ。
終点手前には青森県立美術館があり、シャガールによるバレエ「アレコ」の背景画などの展示期間だったようで、乗客20名の内、15名が下車していきました。

09:19
三内丸山遺跡前のバス停に到着。

三内丸山遺跡前のバス停

下車したのは5名ほど。

縄文時遊館

バス停前に入口の縄文時遊館があり、ここで観覧料410円を券売機で購入。

館内を見る前に屋外にある縄文のムラを見学。
全体のジオラマがありました。

ジオラマ

これから見学する復元された場所周辺のジオラマ

ジオラマ

外に出ると積雪のムラ。

場外(ムラ)見学

5-6か所の建造物などが見れますが、時計回りの除雪道で回って行くと順路が逆のようでした。(最後に気付きました)

説明看板が建物内を出たところにあり、順路は明確にして欲しかったです。

また、無料ガイドは10時からとなっていましたが、到着は10時前。
帰り際にはガイドさんとすれ違いましたが、ガイド時間ももう少し早く設定していたら逆走は無かったと思います。
その前に、入館時に案内所の方に順路・観覧を聞きましたが、最初外を見学したら・・・だけでした。
冬の時期は、足場が悪く、積雪で全体のイメージは分かりづらかったです。

その中で何か所か見学。
復元した大型掘立柱建物

復元された大型掘立柱建物

(解説板)大型掘立柱建物

さらに、大型竪穴建物(復元)へ。

復元された大型竪穴建物(写真右)

大型の建物だけあって、中に入ると高さも十分あり、中にはそれらしき場所もありました。

大型竪穴建物(内部)

大型竪穴建物(内部)

続いて、前述の写真にある左側の建物へ。

大型竪穴建物

建物内は、竪穴が保存されていました。

建物内の竪穴

竪穴内部

建物内の竪穴

続いて、別の建物へ。

建物

建物内へ。

建物内

出土品

内部

子供の墓の壺?

(解説板)こどもの墓

続いて、次の建物へ。

建物(北盛土)

中に入ると一角だけそのままの状態で保存されていました。

建物内(北盛土)

近寄ってみてみると、色々な土器類が残されています。

北盛土

北盛土

建物を出ると案内板が建っていました。

案内板

近くには、北の谷(低湿地)の看板がありましたが、辺りは雪。

北の谷(低湿地)の看板

次は、堀立柱建物。
こちらは外観のみ。

堀立柱建物

さらに堀立柱建物がありました。

堀立柱建物

こちらは内部を覗くことができます。

堀立柱建物・内部

案内看板もありました。

案内看板

辺りはこのような感じ。
雪の日は歩きにくいです。

周辺の様子

周辺が雪で看板だけありました。

看板

ぐるりと回ると最初の説明看板がありました。
(逆ルートで歩いていました)

説明看板

付近には雪に埋もれた建物がありました。

雪で埋もれた建物

こちらの入り口を見ると小さい。

入口

高さ1m弱。
中には入れないので内部の写真だけ撮影。

建物内部

付近にあった看板。

看板

さらに、もう一棟ありました。

雪に覆われた建物

入口方向へ。

入口

こちらも高さ1m弱。
入れないので、内部の写真だけ撮影。

建物内部

さらに進むと、南盛土があります。
建物内へ。

南盛土の建物

中に入ると左奥(逆から入場)に長細い盛土が保存されています。

南盛土

盛土の中には、土器などの破片物が見えます。

盛土内の破片物

狭い通路。
本来の入り口方向から見た内部。
この右側に盛土(上の写真)が見えます。

建物内

建物を出ると案内板がありました。

案内板

冬の期間はこんな感じです。
入口は正面の左側です。
建物の高さと同じ位の積雪。

南盛土入口

見学を終え、館内へ。
館内には出土品の展示コーナー(さんまるミュージアム)などがあります。

さんまるミュージアム

出土品の展示物などがありました。

出土品の展示

土器なども展示されています。

展示物

展示エリアは広く、ゆっくり見たい方は30分以上の時間は必要です。

もちろん、世界遺産登録されたレプリカも置かれていました。

世界遺産登録・レプリカ

世界遺産について

館内には、他に出土品の修復作業をしている部屋があり、ガラス越しから見ることができます。

ガラス越しから見える作業場

修復土器がガラス脇に展示されていました。

修復後の土器の展示

また、下のフロアーを降りると修復後の土器類がガラス越しに見ることができます。

ガラス越しに見れる土器類

このフロアーには、縄文ビッグウォールがあり、数千年前の土器の破片を使った壁が年代毎に並んでいます。

縄文ビッグウォール

縄文ビッグウォール

約1時間半の滞在でしたが、青森県世界遺産のひとつを見れました。

10:52
滞在時間1時間23分。
ゆっくりでは無かったですが、ある程度見学でき、本数の少ない路線バスで青森駅へ。

路線バス

やはり、始発からの乗客は少なく(私のみ)、そのあとの美術館からの乗客10名ほどを乗せて駅へ。
1時間に1本以下の路線バスですが、駅に近づくにつれて立ち客が増える車内。

11時19分青森駅前に到着。
この後、予定より1本早めの空港バスに乗車するために乗り場へ移動。
20分程ありますが、往路(弘前方面・弘南バス)と違いJRバスで空港へ。

11:40
青森駅前から空港バスに乗車。

空港行バス

空港手前は有料道路で料金ゲートがありました。
公共性の高い飛行場へ通じる有料道路は珍しい。
(通行料金:普通車210円、大型I 330円、大型II 750円、軽自動車150円、軽車両等20円。
但し、青森空港駐車場の料金が割引があり、基本料金は無料)

40分程バスに乗車して12時19分に空港に到着。

青森空港に到着するバス

フライト時間は13時55分。
ターミナルに入るとFDAのチェックインカウンターが混雑していたので、展望デッキへ。

展望デッキ

滑走路を見ていると駐機の飛行機が無いので、再度チェックインカウンターへ。

駐機の無い時間帯の青森空港

荷物を預ける方で行列が出来ていますが、係員の方が自動機へと言われ、QRコードをかざすだけで発券。

まだ時間があるので、昼食を食べるために上のフードコートへ。
こちらは、3店が並ぶフードコート形式のエリアがあり、ここでラーメンを。

3店が並ぶフードコート形式のエリア

「青森みそカレー牛乳ラーメン かわら」さんのお店で、ご当地グルメのラーメン・「みそカレー牛乳ラーメン(990円)を注文。

みそカレー牛乳ラーメン

牛乳とカレーが交じり合った色合いのスープ。
どちらの味も強くなく、バターを溶かすと、少しクリーミーさが感じるスープ。
普通に臭みもなく、美味しく頂きました。

食事を終え、再び展望デッキへ。
この時間は、大阪(伊丹)便はANA(13:05)とJAL(13:30)があり、13時過ぎにはANA機が離陸していきました。

展望デッキ

搭乗のFDA834(神戸)便は、13時55分発。
13時頃に搭乗する機体が小牧空港から着陸。

FDA834(神戸)便

13:55
座席数84席(ERJ175/JA15FJ・ローズピンク)の9割の搭乗客を乗せて定刻より1分ほど早く出発。

FDA834(神戸)便

3日前と違い、滑走路には雪が解け、新潟・佐渡島付近、能登半島天橋立上空を通過。

丸い形の雲の下に見える佐渡島

石川県羽咋市(はくいし)の千里浜(なぎさドライブウェイ)上空。

羽咋市の千里浜上空

ズームアップ写真で海岸をチェック!

ズームアップ写真

京都・宮津天橋立)上空を通過。

宮津天橋立)上空

明石海峡大橋上空を降下。

明石海峡大橋上空

9分早い15時36分に神戸空港に到着。

神戸空港到着

ポートライナー駅ホームから見えたFDA



15:54

神戸空港からポートライナーで三宮へ。

ポートライナー

この後、阪急電車で帰宅。

3日間の津軽地方の旅。
3日間とも雪に遭遇し、悪天候の時もありましたが歩くだけで大変な津軽の旅でした。
 
<冬の津軽旅 END>

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