とらすず日記

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沖縄本島の旅(2日目)

沖縄本島の旅(2日目)
◆散策・那覇市内◆
~2023年10月3日(火)~

08:45
ホテルをチェックアウトして、本来乗船する渡嘉敷島などの船が停まる泊港へ。
その前に昨夜購入したパンで朝食。

朝食

ホテルから2-3分。

泊港

乗船券の販売窓口付近には欠航のお知らせが。

欠航

矢も得ないので、今日は最終日に予定していた一部の場所へ。

泊港から徒歩で約13分。
沖縄モノレールの美栄橋へ。

美栄橋

09:15
美栄橋駅から2駅先の旭橋駅まで乗車。
乗車券は、昨日夜に購入した24時間券を使用。

沖縄モノレール

9時19分、旭橋駅に到着。
ここから琉球八社のひとつ「波上宮(なみのうえぐう)」へ向かいます。

徒歩で約20分。海沿いまで歩きます。
途中、天尊廟・天妃宮があり、立ち寄りました。
(09:36-09:40)

天尊廟・天妃宮

天尊廟・天妃宮

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<天妃宮と天尊廟>
天妃宮には航海の安全を守る媽祖(まそ:※)が祀られ、天尊廟は、現世の悪を絶滅させて民衆を救う神が祀られています。
ともに道教の神様。
敷地内の左手手前に天尊廟地、右側は媽祖を祭る天妃宮。
他の神様(天尊・関帝龍王)と同じお堂に入っていますが、元々は独立して今の天妃小学校の場所に上天妃宮、東町郵便局の位置に下天妃宮と二か所あったようです。
現在のお堂は昭和50年に再建。
「天妃」とは媽祖の別名で、14世紀末に沖縄に渡来したビン人(ビンは門構えの中に虫)三十六姓(中国福建省の人々)によって伝えられたようです。
当時、天妃宮は王府の重要な施設で、貿易船の航海安全を祈願する場所であり、外交を担当する施設であったようです。
渡来した人々だけではなく沖縄の人々も媽祖を崇敬し祈りを捧げたようです。

(※)媽祖(まそ)
中国、特に南方・台湾・東南アジア在住の中国人・華人(他国に移民し、その国の国籍を持つ中国系の人々のこと)の間で信仰されている女神様のこと。
実在の人物で航海の女神として神格化され、後に道教の神となって航海のみならずあらゆる事柄での守護神となったようです。
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天尊廟・天妃宮を見学した後、すぐに波上宮の鳥居が正面に見えてきました。
右を見ると護国寺ですが、参拝後に立ち寄ります。

護国寺

09:41-09:56
琉球八社のひとつ、波上宮(なみのうえぐう)。

波上宮

到着した際には、若い男女のグループが十数名が見られました。

波上宮

動きからして、日本人でない感じでしたが、最後の御朱印を頂く際に5-6名の韓国語を話す男性陣が周りでお札・お守りを購入しようと列に並んでいました。
また、拝殿前には、東南アジアの女性がポーズを撮りながらの写真撮影を数か所行うなど、海外の方にも有名な所のようです。

社務所御朱印を拝受。(500円)

2023年5月頃までは、安里八幡宮天久宮末吉宮御朱印を頂けましたが、安里八幡宮天久宮は現地に変更になり、書置きの末吉宮(500円)と黄色の鮮やかな御朱印帳(2,000円/御朱印込)と共に拝受しました。

まだ、境内に外国の方が散見していたので、足早に退散。

次は、隣接している護国寺へ。

護国寺

こちらは、沖縄に現存する一番古い寺院と言われています。
階段を上がり境内へ。

本堂

本堂の入口は分かりづらいですが、社務所前のエレベータまたは階段で上がります。

御本尊の聖観世音菩薩を拝み、下の社務所御朱印を拝受。

本堂内

護国寺(ごこくじ)>
 山号    波上山
 宗旨    高野山真言宗
 本尊    聖観世音菩薩
 正式名    波上山 三光院 護国寺
 別称    波の上の寺
 
薩摩の頼重と言う僧が察度王の時代正平23年(1368)に真言宗の布教のために創建したと言われ、当初のご本尊は虚空蔵菩薩で、愛染明王も安置されたと伝わっています。(琉球国由来記
17世紀、薩摩の侵攻によりかの地で信者が多かった真言宗の寺院である事もあり、護国寺琉球真言宗の頂点に。琉球王の勅願寺として栄えていたようで、琉球王朝末期には外国人接見用の建物としても利用。
大戦でほぼ壊滅しましたが、現在の本堂、納骨堂、書院は昭和50年頃に、庫裡は昭和60年に、山門と護摩堂は平成6年に建て替え、現在に至っています。

御朱印を拝受後、外に出ると通り雨。
傘を差しながら波上宮が全貌できる海側の道路へ歩きます。

本殿は、崖の上に立ち、参拝側から本殿が見えづらく、後方から見るには少し海側の道路を歩きます。

少し海側の道路

道路から見た波上宮

道路から見た波上宮

下には、海岸・砂浜が広がり岩の上に立つお社。

海岸・砂浜が広がり岩の上に立つお社

雨もあがり、周辺の若狭海浜公園には大きな龍柱(高さ15m/幅3m)が立っていました。

大きな龍柱

この後方には、那覇クルーズターミナルがあり、この日は客船が見えていました。

クルーズ客船

停泊していたのは、
イタリア船籍のCOSTA SERENA(コスタ セレーナ)。
総トン数:114,500トン
就航年:2007年
全長:290m
全幅:35.5m 
乗組員数:1,100人
客室数:1,500室

高雄-那覇-石垣-高雄のクルーズで、翌日(10/4)14:45の出港まで停泊しているようです。

再びモノレールを乗るため、旭橋駅までに、久米至聖廟(孔子廟)がありましたが、外観だけ見て先へ進みました。

久米至聖廟(孔子廟)

11:16
旭橋から那覇空港行きに乗車。
隣の壷川駅へ。

壷川駅

駅を降りると川の対岸に奥武山公園が広がり、球技場や競技場など運動公園のような場所が見えてきます。

奥武山公園

人のみ通行可能な橋を渡り、公園へ。

ぐるりと反時計回りを周回すると沖縄護国神社があります。

沖縄護国神社

11:34-11:47
沖縄護国神社に参拝後、御朱印を拝受。

境内には二人の男性の方が、それぞれ参拝し、時折参拝客が訪れていました。

参拝後、裏手の小高い山の上にある沖宮へ。

沖宮

11:52-11:59
沖宮を参拝

沖宮

扁額(沖宮)

敷地面積が少ない所に拝殿が立ち、さらに上に行くと周囲が望めれるところへ行けます。
階段を登ります。

階段

上からの眺め

社務所御朱印を拝受。
テントが張られ、多種類の御朱印が掲載されていました。

社務所

この後、公園園内を歩くと目の前にはモノレールの駅があり、そこは奥武山公園駅でした。

沖宮は、こちらが近いですが、モノレールは公園周辺を回り、二つの駅は公園内を通ると10分程で行ける感じです。

奥武山公園駅

12:11
奥武山公園からモノレールで、首里駅へ。
約23分の乗車で首里駅に到着。

首里駅

到着前には、車内から工事している様子が見えました。

工事中の首里城(車内より)

首里城公園までは、徒歩で20分程。
少し歩きます。

12:33-14:23
首里公園周辺

首里城は、2019年(令和元年)10月31日未明に火災が発生し、正殿と北殿、南殿が全焼し現在は、3年後の復元に向け内部公開されています。

弁財天堂がある池

駅から歩き、弁財天堂がある池を登る先には、守礼門

守礼門

観光客が多数いましたが、ここから首里城へ。

歓会門(かいかいもん

歓会門

瑞泉門(ずいせんもん)

瑞泉門

それぞれ、門を通り券売所のある広福門(こうふくもん)へ。

広福門

入館料

こちらで入館料320円を払いました。
本来なら、400円ですが、モノレールの1日券を提示して20%引きになりました。

入場券

改札がある奉神門(ほうしんもん)へ。

奉神門

先に進むと正殿が描かれたシャッターがある建物が目の前に。

正殿が描かれたシャッター

以前来た際には、綺麗な正殿が目の前に見えましたが、現在はシャッターに描かれた正門風景です。

こちらが、復元工事エリアで、北殿北側見学通路・原寸場見学エリアがあります。

復元工事エリア

3階建ての見学フロアーからガラス越しに復元風景を見ることができます。

復元工事エリア

今回は、ゆっくり時間があるので、奥まで散策。
女官居室は、売店になっており御城印を購入。

御城印

さらに横には世誇殿(よほこりでん)があり、休憩室と画像が流れていました。

世誇殿

また、首里城復興展示室も隣接にありました。

首里城復興展示室

さらに奥に見晴らしの良い展望台・東(あがり)のアザナで首里の街並みが見えました。

展望台・東(あがり)のアザナ

帰りは、淑順門(しゅくじゅんもん)。

淑順門

久慶門(きゅうけいもん)を通り、再び守礼の門方面へ進みました。

門の付近には、世界遺産園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)がありました。
<16世紀の琉球王国尚真王時代の御嶽>

世界遺産園比屋武御嶽石門

 

世界遺産園比屋武御嶽石門

守礼の門を超えると首里杜館(すいむいかん)があり、昔こちらの地下駐車場で観光バスを降りた思い出があるところでした。

首里杜館

館内は、総合案内所、レストラン、ショップなど休憩施設がある所。
こちらの出入り口の案内所でマンホールカードを配布されていたので受領。

マンホールカード

その後、前の道を下って行くと世界遺産の玉陵(たまうどぅん)があります。

玉陵(たまうどぅん)

14:43-15:02
琉球王朝の王族が眠る神秘的な陵墓。
2000年には世界文化遺産琉球王国のグスクおよび関連遺産群」として登録され、こちらへ。

玉陵(たまうどぅん)

館内入口で入館料(240円)を払い入館。
本来は、300円ですが、モノレール割で20%OFFでした。
館内(奉円館/ほうえんかん)の地下1階は資料展示室。

資料展示室

玉陵の概要や玉陵内部の様子を展示説明されています。

また、建物入口に玉陵碑(タマウドゥンひ)がありました。

玉陵碑

文言は見えにくかったですが、尚真王他8人の名が記載されているようです。

屋外の先には、東室・西室と長い石室がありました。

玉陵

玉陵(左)

玉陵(中央)

玉陵(右)

パノラマ写真では、このような感じです。

◆玉陵(たまうどぅん)◆
玉陵は、1501年、尚真王が父尚円王の遺骨を改葬するために築かれ、その後、第二尚氏王統の陵墓となりました。墓室は三つに分かれ、中室は洗骨前の遺骸を安置する部屋となっています。創建当初の東室は洗骨後の王と王妃、西室には、墓前の庭の玉陵碑に記されている限られた家族が葬られました。全体のつくりは、当時の板葺き屋根の宮殿を表した石造建造物になっています。墓域は2.442平方メートル。沖縄戦で大きな被害を受けましたが、1974年から3年余りの歳月をかけ、修復工事が行われ、往時の姿を取り戻して今日に至っています。
 昭和47年5月15日に玉陵墓室石牆(たまうどぅんぼしつせきしょう)が国指定有形文化財建造物に、玉陵は国指定記念物史跡に指定されました。また、2000年12月に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産に登録されました。そして2018年12月25日(火曜)、玉陵が建造物として正式に国宝に指定されました。沖縄県内で建造物の国宝指定は初となります。
(公式サイトより)

玉陵を見学後は、この日暑さが続くので幾つかモノレールの駅を探索して宿へ向かいます。

帰りは首里駅ではなく、距離はほぼ同じ感じなので、儀保駅へ。
こちらは、住宅街を下ると道路の上にモノレール駅があります。
徒歩で20分位歩いた感じです。

パノラマ写真

その後、おもろまち駅で下車。(15:37-15:47)

おもろまち駅

こちらは、昔レンタカーを返却した施設などがあり、また郊外にDFSがある珍しい所です。

駅に直結するDFS

特にDFSの買い物もなく、再び駅に戻り今回2日前に急遽予約した宿のある安里駅へ。

15:48
安里駅じゃ、おもろまち駅の隣の駅ですが、歩くと少し距離があるのでモノレールに乗車。

おもろまち駅

駅からこの日の宿となる沖縄ホテルまで徒歩10分。

安里駅

ホテルへの入口は分かりづらいですが、沖縄と感じる門を抜けると建物が見えてきます。

ホテル入口

老舗のようですが、16時すぎにチェックイン。

今回は、2泊しますが、予約は1日後に2日目を取り連泊ですが初日は和室、二日目は洋室。
(急遽の予定変更で二日目の宿は名護にするか迷っていたため1回で予約できませんでした)

16:04
宿にチェックイン。
女性が対応されましたが、少し不慣れな感じ。
すぐさま、後方から副支配人がフォロー。
今日からカードキーに変更になり従業員も少し戸惑っていたようです。

カードキー

部屋は、和室。
フロントの上(2階)で、大浴場も2階のフロアーでとても便利な場所。

今回は、朝食付きでチェックインからビールなどの飲み放題付。
ゆっくり部屋をしたのち、1階のレストランへ。
だれも居なかったですが、偶然副支配人と会い、オリオンビールを進められ、1杯。

オリオンビール

さらに、ハイボールがあり2杯目。

ハイボール

飲み終えて、お風呂へ。

風呂

まだ、17時すぎ。
だれも居なく、2つある湯舟は40度程の少しぬる目のお湯につかり、和室へ戻り、小休憩。

湯舟

18:25-19:50
夕食はチェックインの際、副支配人に教えて頂いた御店(がじまる)へ。

がじまる

ホテルから5分程で、お酒と魚・天ぷらがお勧めのお店。
1杯目は、◆泡盛・萬座。

泡盛・萬座

癖あるようだけど、あまり感じず、普通に飲めました。

付け出しは、◆玉子焼き。

玉子焼き

そして、注文。

◆キビレのお刺身🐟

キビレのお刺身

本当だと、炙り、生は別だけど、お店の方のご好意でハーフで出して頂きました。

炙りは少し塩をかけてるようで、良い味わい。
生は、脂があるので、ヌル感を少し感じ、少し歯ごたえも。

続いては、◆地元産、天ぷら盛り合わせ。

地元産、天ぷら盛り合わせ

左から、カブ、フリーズンマメ、キス、グルクン、ゴーヤ、しいたけ、ナス、かぼちゃ。

雪塩ブレンドの塩をつけて食べます。
さやえんどうと思っていた天ぷらが、フリーズンマメだったようで、中には種が無い食べやすい一品もありました。

フリーズンマメ

フリーズンマメ

本来なら、エビが付いてきますが今回は他の魚に変えて頂きました。

メニュー

ゴーヤ、グルクンなど地元産の食材を味わえました。

2杯目は、◆古酒のIMUSE。

古酒のIMUSE

これ、泡盛ではないようです。

古酒のIMUSE

芋が入り、泡盛宮古島の古酒をご存じな方は知っているようです。
私は知りませんでしたが、店主おすすめの酒。

雰囲気は、芋の香りを感じ、古酒本来の少し・まろやか?な感じをしました。

いい感じで、店主と話をしながら1時間以上。
店は、3人組のお客さんが居るだけだったので、ゆっくり居れた感じでした。

そろそろ帰る前に〆で何かを。
店主さんから「支配人さんも〆で食べるあら汁は?」と言うことで頂きました。

熱々で、少し薄めの味噌汁で、シャキシャキネギが浮かび、アラは少なめかと思いましたが、下には沢山具材が残っていました。
最後は、良い味の◆あら汁でした。

あら汁

あら汁

支払いは2,500円。
色々サービスして頂いたようで、美味しく頂けました。

店内

そして、泡盛だったらと言うことで、店長おすすめのお店もお聞きしてホテルへ戻りました。(20:10)

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※10月3日チェックインの沖縄ホテル
 沖縄ホテル (じゃらんで予約)
 支払額 3,800円(オンラインカード決済)
 <プラン名>
 【お日にち限定】最大40%OFFお得に沖縄を満喫♪<朝食付き>
 部屋タイプ:和室/15㎡
 宿泊日程 2023年10月03日(火)から1泊
 通常:1泊5,000円(税・サービス込)
 <利用クーポンなど>1,200円分
 1,000円|9/30発行_宿泊施設で使える_1000円分クーポン
 200円|じゃらんポイント

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